かかりつけの小児科で接種を受けることができます。望ましい接種スケジュールは、生後2~7ヶ月で開始し、4~8週間あけて3回、その1年後に追加接種1回の計4回です。
この時期は、3種混合の時期でもあるので、同時接種が可能です。
また、すでに望ましい接種開始年齢を過ぎていても、5歳までは接種することができます。
接種開始年齢 2ヶ月齢以上7ヶ月齢未満 初回免疫(3回) 追加免疫(1回)
7ヶ月齢以上12ヶ月齢未満 初回免疫(2回) 追加免疫(1回)
1歳以上5歳未満の場合 通常1回
※初回免疫・・・4~8週間の間隔で接種。
※追加免疫・・・初回免疫後おおむね1年後に1回。
他のワクチンとの接種間隔 生ワクチン(BCG・ポリオ・MRなど)⇒27日以上
不活化ワクチン(DPTなど)⇒6日以上
※ただし、医師が必要と認めた場合には同時接種が可能。
Hibとは、ヘモフィルスインフルエンザ菌b型という細菌のことです。最初に発見されたときにインフルエンザ感染者から発見されたため、この"インフルエンザ菌"という名前がつきましたが、皆さんの知っているインフルエンザウィルスとはまったく違います。このHibという細菌が、ヒトからヒトへ飛沫感染し、鼻咽腔に保菌され、これが病原菌となり、肺炎や喉頭蓋炎、敗血症などの重篤な全身性疾患を引き起こします。なかでも髄膜(脳や脊髄を覆う膜)に感染するHib髄膜炎は最も頻度が高く、予後が悪い病気です。
多くの場合は生後3ヶ月から5歳になるまでの子どもたちがかかります。特に2歳未満のお子さんに最も多いので、要注意です。毎年全国で約600人の乳幼児がHib髄膜炎にかかっていることがわかっています。
Hib髄膜炎にかかると発熱、頭痛、嘔吐、不機嫌、けいれんなどのかぜのような症状がみられ、そのうちの約5%は死亡、約25%に後遺症(聴覚障害、発達遅延、神経学的障害など)がみられます。
Hib髄膜炎は、初期症状が風邪症状と区別がつきにくく、簡単な検査では判断がつきません。また、早期診断がついても、現在では耐性菌が増えているため治療が難しくなっています。
このためワクチンの研究が開始され、1987年に米国で使用開始されたのがHibワクチンです。世界保健機構(WHO)では、1998年にHibワクチンを乳幼児への定期接種ワクチンに推奨し、現在までに世界120ヵ国以上で導入されており、それらの国ではHib髄膜炎は、すでに過去の病気となっています。
Hibワクチンの主な副反応は、接種部位の赤みや腫れで、そのほか発熱が数%報告されています。これらは通常一時的なもので、数日以内に消失します。
また、Hibワクチンは製造工程にウシ由来の成分が使用されていますが、海外で使用開始されてから、ワクチンが原因でTSE(伝達性海綿状脳症)にかかったという報告は現在までありません。
- 2009年3月23日 13:19
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